2009年7月10日金曜日

「水俣病でメシを食え」(吉永利夫)

あらら、日経ビジネスにこんなことを書いている人がいた:
負の遺産こそ最良の地域コンテンツ:日経ビジネスオンライン: "「水俣病でメシを食え」。私は常々、こう連呼しています。水俣病という最悪の公害を生み出した水俣。その水俣だからこそ伝えられることがある。そして、それが水俣という地方都市の活性化につながる——。"

書いている人は、この40年間、まさに水俣問題でメシを食ってきた人。今度、国が大幅譲歩した最終決着で仕事がなくなったことに危機感を持たれているご様子。

でも、水俣ばかりじゃない。全国にはこの手の「ビジネス」が無数にある。具体例はすぐ20ほどは思いつくが、敢えて書かない。これが生業(なりわい)となってしまった以上、簡単に解決して貰ってはメシの食い上げとなりむしろ困る。だから問題は長引くのである。

日本は、弱者や被害者であることを言い立てて国のお金(他人の税金ですね)を当てにする連中ばっかりになってしまった。政府やお役人も国のお金はしょせん他人の税金なので、大盤振る舞い。ニッポンはいよいよ落ち目。

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